「クラシック音楽」とは、元々はハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの音楽家たちが作った音楽を指し、ショパンやブラームスなどの作曲家が自分達以前の音楽と自分達以降の音楽を区別するためにそう呼んだことに始まります。
今では、一般的にクラシック音楽といえば大体西暦1600年頃に活躍したバッハやヘンデルあたりの作曲家から、西洋の芸術音楽の流れを汲んだシェーンベルクやヒンデミットなどの現代音楽を指します。
そんなクラシック音楽の中にも、時代の流れに沿って様々なカテゴリがあるのですが、ホワイトでは以下の7つに分けてご説明いたします。
- 1.中世西洋音楽(6世紀~15世紀)
- 2.ルネサンス音楽(15世紀半ば~16世紀)
- 3.バロック音楽(7世紀~18世紀半ば)
- 4.古典派(18世紀~19世紀初頭)
- 5.ロマン派(19世紀初頭~20世紀初頭)
- 6.近代音楽(20世紀前半~第二次世界大戦あたりまで)
- 7.現代音楽(1920年~)
もちろん、音楽は中世音楽よりもっと以前、紀元前の古代ギリシアの時代には既に存在していました。
古代ギリシアでは音楽を「ムーシケー(mousike)」と呼び、これが「music」の語源にもなっています。
音楽史の文献によっては古代ギリシアから説明があるものもありますが、今回は楽譜が誕生し西洋音楽の基盤となった中世西洋音楽からご説明させていただきたいと思います。
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- 1.中世西洋音楽(6世紀~15世紀)
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世界史における中世の時代は、ローマ帝国が分裂し、ゲルマン民族が移動し始める4世紀末頃を指しますが、音楽の世界で「中世音楽」というと、大体8~9世紀あたりのものを指すことが多いです。
それ以前のものは楽譜が残っておらず、どういったものだったかよく分かっていません。
中世西洋音楽には、キリスト教の聖歌である「グレゴリオ聖歌」という宗教音楽や、フランスの「トルバドゥール」などの世俗音楽があります。
◆グレゴリオ聖歌
グレゴリオ聖歌は神に祈りの言葉を捧げるために教会で歌われるものです。始まりはただ言葉を唱えるだけだったものが、言葉の抑揚から徐々に音楽に発展していったと考えられています。
あくまで「神様のための音楽」なので、人間的な感情が入ってはならないと考えられており、メロディの起伏はあまりなく、最初の頃はハーモニーの要素も楽器の伴奏も無い、モノフォニー(単声部)の声楽曲でした。
「モノ」とは単数、「フォニー」は声部やパートという意味です。
「メロディだけなんて、なんかつまんないな」と思われる方もいるかもしれませんが、グレゴリオ聖歌が歌われるのは石造りの教会なので残響音がかなりあります。 そんな教会で歌われると、きっと単声部の歌でもかなり荘厳な響きになり、聴いていると教会独特の神聖さが感じられることでしょう。日本人である私たちにも、なんとなくイメージできますね!
そうしてずっと単声部(モノフォニー)の時代が続いたわけですが、10世紀半ばくらいから、独立した旋律がいくつか組み合わさった曲が出てきます。これを「ポリフォニー」といいます。「ポリ」は複数という意味です。
12世紀あたりになってくるとポリフォニーが複雑化し、リズムやメロディも動きのあるものになってきます。
初期のグレゴリオ聖歌と、12世紀後半に登場した作曲家「レオニヌス」や「ペロティヌス」の曲を聴き比べてみると、その音楽的規模の違いに驚かされます。
こればかりは言葉で説明してもお伝えできないので、気になった方は是非探して聴いてみてください!
◆世俗音楽
グレゴリオ聖歌の一方、フランスの「トルバドゥール」なども、中世の時代に栄えた音楽です。禁欲的な聖歌とは違い、恋愛やお酒などのことを歌った世俗的なものでした。 騎士などの吟遊詩人が主な担い手となっていたために聖歌のように楽譜を編纂する人もおらず、11世紀ごろになってようやく解読できる楽譜が出てきます。
- 2.ルネサンス音楽(15世紀半ば~16世紀)
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ルネサンスとは「復興・再生」を意味する言葉で、美術の世界では14世紀中ごろから始まった芸術運動ですが、ルネサンス音楽は「復興」や「再生」といった意義があるわけではなく、単にルネサンスの時代の頃の音楽を「ルネサンス音楽」と呼びます。ルネサンス前期の音楽の中心地域はフランスです。
この頃ようやく今の楽譜に近い楽譜が発明され、耳なじみのある3度や6度の和音(ドミソ や、ドファラ、ミソドのようなもの)が取り入れられ始めました。
また、中世音楽に引き続きやはり声楽曲が中心なのですが、徐々に器楽曲が増えていきます。
◆ルネサンス初期
ルネサンス初期の中心を担うのもやはり「ミサ曲」や「モテット」といった宗教曲が多いです。
ルネサンス初期の作曲家としては、中世からルネサンスの転換期の中心的人物であったギョーム・デュファイという作曲家が挙げられます。
◆ルネサンス中期
ハーモニーが取り入れられたおかげで華やかなポリフォニー曲を作れるようになった作曲家たちは、新しい刺激を求めてどんどん複雑な曲を作ります。中でも有名なのがジョスカン・デ・プレという作曲家で、彼はポリフォニーを高度に発展させ、ひとまずの完成まで導いた人物です。 ところが、そんなポリフォニーの発展を快く思っていなかったのがカトリック教会の人たちです。トリエント公会議では「宗教曲は本来神に祈りの言葉を捧げるものなのに、曲が複雑になりすぎると歌詞が聞き取りづらいので、宗教曲ではあまり複雑な曲を作らないように!」とのお達しが出てしまいました。
ただ、この制約のおかげでと言っていいのか、作曲家たちはもっと自由な表現を求めて教会の外へ飛び出していき、音楽は新しい時代への一歩を踏み出すのでした。
◆ルネサンス後期
ルネサンス後期に入ると、音楽の中心がフランスからイタリアへ移行します。
世俗音楽の「マドリガーレ」という合唱曲が流行し、その内容は感情表現豊かでドラマチックなものでした。
「音楽によって感情を表現する」―まさにこれこそが、次の「バロック時代」の扉を開けるための大きなきっかけとなる動きになったのです。神様のための音楽から人のための音楽へ移り変わった時代、それがルネサンスでした。
- 3.バロック音楽(7世紀~18世紀半ば)
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おそらく、現代でも多くの人が聞いたことがあるのがこの「バロック音楽」以降の音楽です。
バロック音楽はそんな時代に登場した音楽ですが、様々なスタイルが誕生しては消えていったため、「バロック音楽ってだいたいこんな感じ」と言うのが難しいです。
代表的な作曲家にはバッハやヘンデル、スカルラッティがいます(この2人、バッハの同い年です)が、偉大なバッハですら、バロック音楽の典型であるとは言えません。それほど音楽理論や楽器が発達した、変化のあった時代だったのです。
◆時代背景
バロックとはポルトガル語の「いびつな真珠」という意味を指すbaroccoが由来とされています。この時代は「絶対王政」の時代で、君主が絶大な権力を持っていた時代です。王侯貴族たちは自分達の権力を誇示するようになり、華美な装飾を施したお城や家具、絵画をこぞって求めるようになりました。
そこで、この非常に大げさな装飾とルネサンスの調和の取れた美を比較し、前者を皮肉って18世紀に登場した言葉が「バロック」なのです。
ちなみにこの頃の音楽家は王や貴族の奉公人のようなもので、王侯貴族の晩餐会のために曲を作り楽しげな会話の後ろでBGMとして演奏をしたり、貴族のためにオペラを上演したり、といった活動が主でした。
◆ポリフォニーからホモフォニーへ
バロック時代には、まずルネサンス期に進歩を遂げたポリフォニーからの脱却が図られました。ルネサンスの項でも触れましたが、ポリフォニーは旋律と旋律が絡み合った音楽であるため、歌詞が聞き取りづらかったのです。
そこで、「自由な1つの旋律と、それを支える楽器の伴奏」の曲が出来始めました。旋律と伴奏が分業された音楽を「ホモフォニー」といいます。
この「ホモフォニー」の代表的なものとして「オペラ」が挙げられます。バロックの時代の幕開けはオペラと共にあり、現存する最古のオペラが1600年に世に出ます。
天才作曲家のモンテヴェルディが1607年に作ったオペラ『オルフェオ』は、現代でも度々演奏されるオペラの一つです。器楽伴奏の多彩さや、登場人物の感情を音楽で劇的に表現することの巧みさにおいては目を見張るものがあります。
ちなみにバッハはそんなホモフォニーの発展の時代にありながら、「対位法」というポリフォニー音楽を作っていたため、周りの人からは「古臭い」と思われていたようです。バッハも苦労人だったのですね。(もちろん、ホモフォニーの音楽も作っていますが)
バッハと同い年のヘンデルやスカルラッティも、ホモフォニーの曲を多く残しています。
◆楽器の発達
さて、バロック時代はそんな感じで伴奏と旋律の曲が沢山作られたため、楽器がどんどん発達しました。
ルネサンス時代に「古楽器」と呼ばれていた楽器が進化し、大体現在でも使われる完成形になったのがバロック時代です。
例えば、今でも超名器(そして超高額!)として名高いヴァイオリン「ストラディバリウス」も、この頃に作られた楽器です。
◆音楽理論の確立
楽器と言えば「調律(チューニング)」がつきものですよね。当時は地方によって異なる調律法が用いられていたのですが、これを何とかしようと1オクターブを12等分した「平均律」を確立したのがバッハです。
当時の人に古臭いと思われながらも「対位法」によって音楽理論を厳格に打ち立て、私たちの生きる時代まで続く音楽の基礎を作ったということで、バッハは「音楽の父」と呼ばれています。やっぱりバッハは偉大です。
ホワイトでもこのバロック時代のバッハのPD(パブリックドメイン)音楽を「クラシック1」に 収録しています。
・G線上のアリア/バッハ
・主よ人の望みの喜びよ/バッハ
ちなみに、この中でポリフォニーの音楽は4つ目の小フーガだけで、そのほかはモノフォニーで書かれた音楽です。
『パッヘルベルのカノン』や『主よ人の望みの喜びよ』は、卒業式や結婚披露宴のBGMに使われることが多い曲として有名ですね。
- 4.古典派(18世紀~19世紀初頭)
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政治的な権力が王侯貴族から市民階級へと移っていったこの時代、音楽も徐々に一般市民に浸透していくことになります。
この時代の代表的な作曲家には、時代順にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどがいます。
◆時代背景
この頃、絶対王政に疑問を抱いた人たちの中から、理性的・合理的であろうとする啓蒙主義が生まれました。
啓蒙思想はやがて「自由、平等、博愛」を目的に掲げたフランス革命のように各地で起こる様々な革命の原動力となり、絶対王政の終わりへと結びついていきます。
音楽も時代と同じように、神に捧げるものから王侯貴族を称えるものへ、そしてついに市民が楽しむものになりました。
ハイドンやモーツァルトの頃はまだ「お金持ちお抱えの音楽家」といった感じですが、18世紀の後半あたりからは楽譜を出版したりコンサートを開いたりして自分で稼ぐ、ということが多くなります。
また、貴族のために音楽を書かなくなったことで、作曲家自身が「自分はこういうものを作りたい!」という芸術的欲求に従いやすくなり、クライアントからの依頼で作るというよりも、自分の考えを主張する音楽に変化していきます。
◆ホモフォニーの発達
バロック期以前にはバッハのようにポリフォニー音楽を作っていた人もいましたが、この時代になると「伴奏と旋律」の曲を作る人がほとんどになり、伴奏のおかげで旋律の動きは飛躍的に自由になりました。
まるで貴族社会から自由になった一般市民のようで、おもしろいですね。社会と音楽は連動しているのです。
◆「ソナタ形式」の発明
この時代はなんといっても「ソナタ形式」の確立が大きなキーポイントとなる時代です。
ソナタ形式とは、提示部→展開部→再現部 という楽曲の形式のことです。ピアノやヴァイオリンを習っている人なら、「ソナチネ」や「ソナタ」を弾いたことがあるかもしれませんね。ソナタの第一楽章と終楽章はソナタ形式で書かれていることが多いです。
このソナタ形式のおかげで、ソナチネやソナタをはじめ、交響曲や協奏曲など、規模の大きな楽曲が次々に作られました。
ホワイトのCDでは、以下の曲が古典派の時代の音楽です。(「クラシック1」に収録しています。)
・クラリネット五重奏曲第2楽章(抜粋)/モーツァルト
・ピアノ協奏曲第20番第2楽章/モーツァルト
バロックより、ダイナミックになっている感じがしますね。
ちなみに、クラシック1には収録していませんが、みなさんもご存知のあの有名な『エリーゼのために』もこの時代の音楽です。
『エリーゼのために』はベートーヴェンが貴族の女の子「テレーゼ」のために書いた曲と言われています。
ベートーヴェンはテレーゼのピアノ教師をしており、そのうち両思いになったのですが、ベートーヴェンが貴族ではないために結婚はおろか恋愛関係になることも許されませんでした。 『エリーゼのために』は、そんな彼女と過ごした楽しい時間、恋が叶わない辛さを表している曲です。
また、テレーゼのための曲がなぜ『エリーゼのために』と間違えられて後世に伝わったのかということについてはベートーヴェンの字が汚くて読みづらく「テレーゼ」と書いたのに「エリーゼ」と誤読されてしまったと言われています。本当のところ、どうだったんでしょうね?
- 5.ロマン派(19世紀初頭~20世紀初頭)
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◆時代背景
古典派はどちらかというと、理性・客観・合理性に重きが置かれる曲が多かったのですが、19世紀に入るとそれまでの合理主義的な考えに反発して、感情・主観・幻想を前面に出していくロマン主義が生まれました。
個人の人間性を大切にするようになった時代です。「さすらい」「憧憬」「切なさ」のような複雑な感情を表すために、音楽の形式や和音やリズムが古典派の音楽よりさらに自由なものになりました。
ロマン派の時代には、古典派の時代からの「音楽が市民のものへ」という流れが更に加速しました。
多くの楽譜が出版されたり、サロンコンサートからホールコンサートまで大小さまざまな場所で音楽が聴かれるようになったり、家にピアノを置いて子どもに習わせたり、といった風に。
音楽は「普通の家庭よりワンランク上の生活を演出する嗜み」として急速に広まっていったのです。
また、この頃には音楽学校も各地で設立されたため、一般家庭の子どもも音楽を教養として学べるようになり、多くの作曲家が誕生しました。
ロマン派前期には、ショパンやリスト、ベルリオーズ、シューマン、ブラームスといったような数多くの作曲家が現れます。
バロック時代のように貴族からの庇護がなく、供給はどんどんしていく…ということで、作曲家は自分の力のみで生き残らなければなりません。こうして、各々個性を主張して生き残りをかけるようになります。
この時代は、前期ロマン派、後期ロマン派、新古典派、国民楽派と、大きく4つに分けた見方をすることができます。
◆前期ロマン派
この時期は、ピアノが改良されたので、ピアノ音楽が発達しました。 シューベルト、シューマン、ショパン、メンデルスゾーンが代表的な作曲家です。 ショパンは「ピアノの詩人」として有名ですね。
◆後期ロマン派
文学や絵画的な要素を持った作品(標題音楽)が多くなり、新しい音楽が生まれました。
ワーグナー、ベルリオーズ、リスト、ヴェルディ、ヨハン=シュトラウス、サン=サーンス、フォスターなどが代表的な作曲家です。
◆新古典派
ロマン派の音楽が主流となっている中で、ベートーヴェンのような古典派の作風で曲を作った人たちです。
代表的な作曲家はブラームスです。
◆国民楽派
19世紀末から20世紀にかけて、ヨーロッパでは、民族国家を作ろう!という社会運動が各地で起こりました。
こういった活動に影響され、自分の生まれ育った国の郷土音楽や伝説などを取り入れて曲を作る「国民楽派」が誕生しました。
ロシアでは、バラキレフ、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、キュイらが「ロシア五人組」と呼ばれ、ボヘミアではスメタナやドヴォルザーク、北欧ではシベリウスらが国民楽派として有名です。
ロシア五人組のリムスキー=コルサコフはのちに現れる印象派のドビュッシーに影響を与えました。
- 6.近代音楽(20世紀前半~第二次世界大戦あたりまで)
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この時期は後期ロマン派と被っており、ロマン派の語法で作曲をする作曲家もいますが、機能和声という「ドミソ」のような和音や「ドレミファソラシド」のような音階での新しい発見をすることが限界になってきたので、これを打開しようとする動きが出てきます。
◆印象派
ロマン派の音楽までは、感情や個人の主観、物語性を主張したような長大な音楽が多かったのですが、そのことに対する反発から雰囲気や気分を表現する「印象主義」という音楽が生まれました。代表的な作曲家はフランスのドビュッシーです。ふわっとしてつかみどころのない茫漠とした印象の曲が多いですが、実はとっても計算された、練り込まれて作ってある音楽です。
◆ロシアでは
ロシアではストラヴィンスキー、スクリャービン、プロコフィエフなどの作曲家が活躍しました。ストラヴィンスキーは、バレエ音楽「春の祭典」で不協和音と複雑なリズムを多用し、初回の公演では大混乱が起こり賛成派と反対派で乱闘になり怪我人が出たほどでした。
また、スクリャービンは若い頃はロマン派的な音楽を書いていましたが、そのうちオカルトに傾倒しはじめ「神秘和音」などを作り機能和声から外れていきました。
◆アメリカでは
このころアメリカではジャズが大流行していました。ジャズ作曲家のジョージ・ガーシュインがクラシックにも取り組み1924年にジャズの要素をふんだんに盛り込んだ「ラプソディー・イン・ブルー」を発表しています。
この「ラプソディー」とは日本語にすると「狂詩曲」という意味になり、ロマン派でハンガリー生まれの作曲家フランツ・リストも「ハンガリー狂詩曲」を作っています。ラプソディーの曲中には民族的な性格を含んでいるものが多いですが、ガーシュインがジャズの要素を用いた曲に「ラプソディー・イン・ブルー」と名付けたのは、ジャズをアメリカの国民的音楽と考えていたからなのでしょう。
また、ガーシュインは「ラプソディー・イン・ブルー」で大成功したのちにフランスのラヴェルのもとへ弟子入りをお願いしに行くのですが、ラヴェルから『もうあなたは一流のガーシュインなのだから、二流のラヴェルになる必要はないよ』と断られています。(ちなみにラヴェルもアメリカのジャズに影響されて、ジャズの要素のあるピアノ協奏曲を書いています)
◆ドイツでは
1921年にシェーンベルクが1オクターブの中にある12の音を全て平等に使おうという「十二音技法」を用いた調性を持たない無調の音楽を確立しました。
- 7.現代音楽(1920年~)
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近代音楽と現代音楽の境目がどこにあるかということについては決まった考えはないようですが、だいたい第二次世界大戦後くらい、とすることが多いです。
この時代の作曲家は、ロマン派のような感情的で個人的な曲づくりに反発し、ロマン派の音楽のようにパッと聞いただけで心をつかむようなわかりやすさがないため、機械的な音楽で難しく思われがちですが、良い曲もたくさんあるのでぜひ探してみてくださいね。
日本人作曲家では、矢代秋雄さんの「ピアノ協奏曲」などがおすすめですよ♪
以上、クラシックについて長々と書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんのクラシックへの興味が広がればと思っています。かしこまった式典の会場内でも安心して流すことができるパブリックドメイン、ブライダル会場や式典のオープニングBGMにいかがですか?
聞き覚えのあるクラシックは年齢や性別を問わず人気があります。
流行廃れのない著作権切れBGM、店内BGMやイベント会場の雰囲作りに、是非、ご活用ください!
<曲目一覧>
- 01 G線上のアリア
- 02 白鳥
- 03 主よ人の望みの喜びよ
- 04 小さな旦那様、小さな奥様
- 05 花のワルツ
- 06 ピアノ協奏曲第20番第2楽章
- 07 嘆きのセレナーデ
- 08 亡き王女のためのパヴァーヌ
- 09 愛の挨拶
- 10 クラリネット五重奏曲第2楽章
- 11 ジムノペティ 第一番
- 12 パッヘルベルのカノン
- 13 ノットゥルノ(夜想曲)
- 14 タイスの瞑想曲
- 15 ジュ・トゥ・ヴ
- 16 アンダンテ・カンタービレ
- 17 ソナチネ 第2楽章 メヌエット
- 18 「新世界より」第2楽章
- 19 トロイメライ
- 20 パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏
- 21 ブラームスの子守唄
- 全21曲収録
ダイジェスト試聴動画
店舗用音楽CDの中から代表して10曲を各20秒で紹介しています。
動画の上にマウスカーソルを移動させ、クリックしてください。試聴動画が再生されます。
※試聴の長さは約3分37秒です。
こちらでサンプル試聴できます
<名曲>クラシック1
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